フォトフェイシャルを始める前の基礎知識

2023年8月26日

女性なら誰もが気になるシミや小じわ、にきびなどの悩みに効果があるうえ、肌の質の改善も期待できるフォトフェイシャルは、多くの病院やクリニックで行われている治療法です。
メカニズムや治療経過、使用する機械の種類など、治療を始める前に知っておいたほうがよいフォトフェイシャルの基礎知識をお伝えします。

フォトフェイシャルのメカニズムとレーザーとの相違点

フォトフェイシャルは、インテルス・パルス・ライト(IPL)の光を当てて治療します。皮膚に当てる光がメラニンやヘモグロビン、水などに吸収され、シミや小じわなどの症状が改善されます。
フラッシュランプが搭載されたIPL装置を使うフォトフェイシャルは、波長域500nm~1200nmの可視光線、近赤外線を皮膚に当てます。皮膚の表皮を冷やしながら、深い真皮まで熱の刺激が加えられます。症状に合わせた治療ができる不要な光を調整するカットオフ・フィルターがついています。皮膚に当てる光の強さを症状に合わせて設定できる波長やパルス幅、出力、皮膚接触面の冷却温度の調整ができます。
単一の波長の光を使うレーザーは、シミや小じわなどの症状に適した機種や波長を選ぶのに対し、複数の波長で治療するフォトフェイシャルは、さまざまな症状が同時に治療できます。
広範囲に穏やかに光を当てるフォトフェイシャルは、皮膚への負担が少ないうえ施術後すぐメイクできます。

フォトフェイシャルの施術方法と効果

洗顔後専用のジェルを塗布したあと、レーザーから目を保護するゴーグルをつけ、皮膚の赤みや痛みなどの副作用がないかをチェックするために目立ち難い部分に光を当てます。皮膚の反応を確認しながら光の強さを調節し、40~60分ほど全体に光を当てます。月に1回を目安として、4~5回ほど施術を続けると、シミや小じわなどの症状が徐々に改善されます。
光を当てることによって皮膚の細胞の新陳代謝がより高まり、肌の艶がよくなるうえ肌質も改善されます。
効果を高めるためのポイントがあります。
治療効果が期待できる皮膚の症状なのか、レーザーや光治療の経験が豊富な医師の診断が必要です。
フォトフェイシャルの施術後にできる可能性があるかさぶたを無理にはがすと、皮膚が刺激され色素沈着を起こす恐れがあります。
日焼けすると思わぬトラブルが起こる可能性があり、皮膚を守るため日焼け止めや日傘、帽子、サングラスなどを使用しましょう。

フォトフェイシャルの施術後の経過とまとめ

フォトフェイシャルの施術後、保湿と紫外線の対策が必要です。シミに対するフォトフェイシャルの施術がしっかり反応すると、薄いかさぶたができます。施術後数日で自然にはがれるかさぶたは、無理にはがさないようにしましょう。
かさぶたができないくらいの光の強さでは、フォトフェイシャルの効果が見られ難い可能性がありますが、光を当てることを何回か繰り返すと、徐々に改善されます。
月に1回40~60分ほどの治療を何回か繰り返すと、フォトフェイシャルの効果を実感できます。
長期間販売されている、副作用のリスクが低い、実績がある、施術者が使い慣れているなどの機械がお勧めです。
フォトフェイシャルの効果をより維持するために、施術後の保湿と日焼け防止対策を心がけましょう。
フォトフェイシャルの効果を得るためにも、正しい基礎知識を身につけ、信頼できる医師と相談しながら治療を続けましょう。

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